この記事には広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
家電の長期保証は付けたほうがいいのかしら…
大型家電を買うなら長期保証に入るべきという通説に疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、家電の長期保証が不要だと考える理由をお話しします。
新しい家電を買うのってワクワクしますよね。特に大物家電の買い替えは10年に一度の大イベント!
高価な買い物だからなるべく長く使いたいな
「早期に故障したらイヤだなぁ」という不安はなるべく解消しておきたい。
そんなとき頼りになるのが延長保証サービスの加入です。
たしかに買ってから5年、10年の間に発生した故障を無料で修理してくれたら嬉しいですよね。
でもなるべく安く済ませたいなぁ
私は3つの理由から「長期保証は必須じゃない」と主張します。長期保証に加入するかどうか悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。
かく言う私も最近まで保証を付けるのが当たり前だと思っていました。改めて考え直したことを記事にしましたよ!
スポンサーリンク
「長期保証は不要」の根拠3つ
さっそく本題です。
私が長期保証は不要だと考える理由は以下の3つです。
- 家電が壊れても生活は破綻しない
- 故障率が高いのは初期と末期
- 偶発的な故障は保証外になりがち
それでは解説していきます!
①家電が壊れても生活は破綻しない
1つめの理由は、家電が壊れても生活は破綻しないからです。
突拍子もなく聞こえるかもしれませんが、家電の保証は保険商品だと考えることが肝心です。
身近な保険商品の例は、生命保険や自動車保険です。
万が一のことがあったら・・・
そんな不安を安心に変えてくれるのが保険商品です。
つまり家電の保証も生命保険も安心をお金で買うって意味では同じですよね。
もちろん万が一の不幸が発生した際に助けてくれる心強い味方です。
しかし、あらゆる不安をお金で解決していたらお金は出ていく一方!
支出を抑えるためには加入すべき保険商品を取捨選択する必要があります。
それには保険の本質を知ることが大切です。
保険の本質は「低確率だけど、起きたら大損失を被るものに備える仕組み」です。
>>>【月5,000円以上なら要注意】本当に必要な3つの保険を解説! | リベラルアーツ大学
例えば、生命保険・自動車保険・火災保険がそれに当たります。
- 残された家族の生活困窮
- 一生働いても賄えない慰謝料
- 生活基盤である家の喪失
これらは日常生活を破綻されるのに十分な損害です。
まさしく「低確率×大損失」に当てはまる事例で、お金をかけるべき保険商品だと言えます。
その一方で、家電の長期保証に入らないと生活が立ち行かなくなるのでしょうか?
答えはNoです。
健全に貯金をしておけば買い替えるだけで済みますし、生活面でも今の便利な世の中では代替品が充実しています。
不幸にも壊れてしまった場合は運が悪かったと自分に言い聞かせ、納得させることが賢明です。
安心をお金で買う行為を最小限に抑えることが、優良家計への第一歩ですよ!
当選金額の少ない不幸の宝くじは買わないようにしましょう
お金について損をしたくないなら以下の書籍がオススメです!
②故障率が高いのは初期と末期
長期保証という名の不幸の宝くじはどのくらいの当選確率なのでしょうか?
具体的な数値は分かりませんが、長期保証期間中の故障率は比較的低いと予想できます。
なぜなら、メーカー側は「故障率が高いのは初期と末期である」と把握した上で保証期間を設定しているはずだから。
これが2つめの理由です。
ここでは工学の世界で有名なバスタブ曲線(故障率曲線)を紹介します。
バスタブ曲線とは、製品の故障率を時間軸に表したグラフです。
バスタブ曲線(故障率曲線)とは、時間が経過することによって起こってくる機械や装置の故障の割合の変化をしめすグラフのうち、その形が浴槽の形に似ている曲線のことです。
引用元:職場の安全サイト
>>>職場のあんぜんサイト:バスタブ曲線(故障率曲線)[安全衛生キーワード]
このグラフからは以下のことが読み取れます。
製品を購入した最初の方は部品不良や製造のミスのせいで壊れやすいが、初期不良が見つからなければ安定期に入り、寿命が近づくと経年劣化で故障率が上昇し続ける。
どの家電製品にもたいていメーカー保証が1年付いているのはこの初期故障期をカバーするためです。
最初の1年で故障したらウチの責任だよね
という自覚の表れだと思われます。
なんともいやらしいのは、長期保証で守ってくれるのは故障率が下がりきった偶発故障期だということです。
- 初期故障期(高確率):メーカー保証
- 偶発故障期(低確率):延長保証
- 摩耗故障期(高確率):保証外
つまり、一番故障する可能性が低い期間を保証しているのです。
商品によって延長期間が異なるのはメーカーは商品ごとの安定期の長さを知っているから。
生命保険で言うところの予定死亡率ならぬ、予定故障率を加味して保証プランの金額を設定しているはず。
故障する可能性が比較的低いと知ったら長期保証に加入する道理がなくなってしまいますね。
なんだか悔し~
③偶発的な故障は保証外になりがち
最後の理由は偶発的な故障は保証外になりがちだからです。
さきほど紹介した通り、保証してくれるのは偶発故障期だけ。
では、その期間に起こる故障ってどんなことが原因なのか考えてみます。
偶発故障期に発生する故障の原因は以下のような例が考えられます。
- 初期で取り除けなかった欠陥
- 人のミス
- 維持管理の怠惰
- 地震などの災害
これらの原因で発生した故障について、延長保証はカバーしてくれるのでしょうか?
残念ながら、保証対象になり得るのは初期で取り除けなかった欠陥だけ。
実際にはよくありそうな、人のミスや災害が原因となる故障は保証されません。
「取扱説明書や注意書きのルールを守ったのに壊れてしまった」という場合のみ、保証の対象になります。
自分は物持ちが良いほうだと思うし、災害対策もしっかりやっているよ。
そんな、モノを大切に扱われる方がわざわざ長期保証に加入する必要はないですね。
どんな故障が保証の対象なのか、今一度確認した上で長期保証が必要かどうか判断しましょう。
浮いたお金は何か大切なことに使いたいですね
それでも不安が残るなら・・・
以上のように家電の長期保証は不要である理由を説明してきましたが、まだ不安がある方もいらっしゃるかと思います。
いくら確率が低くても壊れたらショックだわ
そんなときは万が一故障したときのストレスと延長保証代金を天秤にかけて判断しましょう。
何にどれだけ強いストレスを感じるかは人それぞれです。
- 『壊れたら運が悪かった』じゃ腹の虫がおさまらない!!
- あのとき数万円をケチらなければよかったと絶対に後悔する
- 心配事はお金で解決しておきたい
将来の怒りや後悔を抑えておきたいという方は延長保証を追加してもいいと思います。
自分が何に腹を立て、何を許容できるか、ご自身の性格を見つめながら延長保証の有無を検討してみてくださいね。
スポンサーリンク
まとめ 「大型家電=長期保証」を疑って!
以上、家電の延長保証が不要である理由を語ってきました。
最後におさらいしましょう。
- 家電が壊れても生活は破綻しない
- 故障率が高いのは初期と末期
- 偶発的な故障は保証外になりがち
私自身、つい最近までは「大型家電=長期保証」だと信じ込んでいました。
でも常識を疑ってみると延長保証にお金を払うことはナンセンスだと気づいたのです。
これからも、こういった細かな支出を抑えて貯金を増やす方法をどんどん紹介していきます。
賢約(賢い倹約)を積み重ねて、小金持ちを目指していきましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
以上です!
★Amazonの売れ筋ランキングはこちら!
>>>冷蔵庫・冷凍庫の売れ筋ランキング
>>>テレビ・レコーダー・ホームシアターの売れ筋ランキング
スポンサーリンク