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【隠れ育休】育児休業より年休20日を使った3つの理由|30歳男性の実例

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こんにちは。1児の娘を可愛がる父です。

私は育児休業制度を利用せずに年次有給休暇(年休)を使って、4月まるまる仕事をお休みしました。

こういう休み方を『隠れ育休』とも言うのだとか。

『隠れ育休』というと、男性の育休を会社あるいは上司が認めてくれないことが背景にありがちです。私の場合は損得勘定をした結果、隠れ育休を選択しました。

会社にちゃんとした育休制度があったのにも関わらず、年休を使った理由は以下の3つ。

  • 収入を減らしたくなかった
  • 年休が余っていた
  • 申請が億劫だった

この記事では、筆者が1ヶ月の育休を取る際に考えたメリット・デメリットをお伝えします。

「育休と年休、どっちがオトクなんだろう?」と疑問に思っている方は、一例として参考にしてくださいね。

あがぺい
あがぺい

一番の動機は金銭面で損をしたくなかったからです!

本記事は筆者の例であり、法改正や勤め先の会社規則によって事情が異なる場合がございます。

育児休業よりも年休を選んだ3つの根拠

私が会社の育児休業制度(もしくは産後パパ育休)を使わずに、年休を20日使って1ヶ月休んだ理由は以下の3つです。

  • 収入を減らしたくなかった
  • 年休が余っていた
  • 申請が億劫だった

収入を減らしたくなかった

1つ目の理由は、収入が減るのがイヤだったから。

育休期間中は働いていないので無給です。それを救済するために、育休手当(育児休業給付金)が受け取れます。

月収の100%とはいきませんが、育休手当には税金がかからないので、手取りで見ると通常時とそんなに変わらないと言われています。

手当は月収の67%です。手取りにすると8割くらいになるようです。

参考>>> 収入減少させない男性の育休の取り方 – FPオフィス AndAsset

しかし、忘れてはいけないのがボーナス(賞与)

私のボーナスの額はこんな感じの計算式で決まるようでした。

ボーナス = 月収2ヶ月分 ×(実際の勤務日数/規定の勤務日数)

私の勤め先では、休業期間は勤務日数から除外されるルール。

つまり、育休を取ったら分子(=実際の勤務日数)が減って、ボーナスの支給額が減る仕組みになっていました。

6ヶ月分のボーナスの中で1ヶ月の育休を取った場合、勤務日数は5ヶ月になるので、ボーナスは6分の5になってしまう計算に!

いつもなら60万円もらえるところが、50万円に減ってしまったらダメージ大きいですよね

実際、育休を取った同期に話を聞いたときには

同期
同期

月収はあまり変わらなかったけど、ボーナス減ったのが誤算だったよ。。。

と言っていました。

以上は私の事例ですが、まずは勤め先の就業規則・給与規則などを確認することをおすすめします

育休でボーナスが減るのは納得いかーん!

年休が余っていた

2つめの理由は、使いきれずに繰り越された年休が余っていたから。

私の勤め先では1年で20日ほどの年休が付与されますが、消化しきれなかった場合に翌年度以降に繰り越される制度があります。

それが溜まりに溜まって、上限(40日ほど)に達している状態でした。

上限を超えてしまった分は失効してしまうので、非常にもったいない事態に。

一気に繰越年休を消化するために、育児休暇として使うことにしました。

普段から年休が使えていればいいんですけどね

育児休業の申請が億劫だった

3つ目の理由は、育児休業の手続きが面倒だったから。

一般的に、育児休業の申請は開始日の1ヶ月前までに行わなければなりません。出産がいつになるかは不確実なのに、あらかじめ申請しておかなければならないのは変な感じです。

産後パパ育休は2週間前です。参考>>>厚生労働省

また、所定の用紙への記入や手続きが年休申請よりも面倒だったのが心理的な負担に。

育休を会社に申請するだけでなく、育休手当をもらうためにも手続きが必要(会社がやってくれることも)になるため、それを想像しただけでもドッと疲れてしまいました。

育休を取ってほしければ、手続きを簡潔にしてほしいものです

年休を使った隠れ育休のデメリット

損得勘定では年休を使うべきだとは分かっていても、気がかりな部分もありました。

次は年休を使うデメリットを3つご紹介します。

  • 会社・人事的にはよく思われない
  • 年休の残数が減る
  • 人に説明すると「なぜ?」ってなる

会社・人事的にはよく思われない

会社側からすると隠れ育休は嬉しくありません。

それは会社が給料を払わなければならないし、イメージアップにも繋がらないからです。

育休手当は国が払うもの

育児休業を取得した場合、雇用保険から育児手当が出ます。これは会社ではなく国が支払うお金です。

したがって、会社にとっては年休を使って休まれるよりも育児休業を使ってくれたほうがお得だということです。

実際、人事が隠れ年休を拒むような質問がネットに上がっていました。

男性の部下が育休を本年度9月から翌年の3月いっぱい使いたいと言われました。それ自体は容認するのですが2月と3月を有給で対応したいと言われました。
有給は権利なので強制的なことはできませんが有給使用の理由が育休なのでそれなら育休の制度を利用してほしいと思っています。
有給ですと給料を払う必要があり、会社としては不利益になる為。
権利なので強く言うことはパワハラになる可能性もありますが、これはどうやっても認めないといけないものでしょうか。

育休の代わりに有給を使うことについて – 『日本の人事部』
文字装飾は筆者

人事総務からすると、育児休業制度があるのに年休を使われるのは気持ちのいいものではなさそうですね。

隠れ年休じゃ育休取得にカウントされない

年休を使って休むと、育休取得者としてカウントされません。

企業や国は男性の育児休業取得率を上げてイメージアップを狙っていますから、そこには貢献できないことになります。

年休の残数が減る

年休を使うと年休の残数が減ります。

私のように1ヶ月まるまる休もうとすると、年休は20日前後必要でしょう。

年休に余裕がある場合は隠れ育休は有効ですが、カツカツな方にはおすすめできません。

子供がいると行事や病気などで年休を使う頻度が上がりますからね

人に説明すると「なぜ?」ってなる

育休の話題になったときに「育休じゃなくて年休なんですよ」と言うと、

友人
友人

え、なんで?

と聞かれます。

言わなきゃいいんですけど、いちいち説明するのが面倒でした。

仲いい人以外には年休のことは言っていません

続けて、年休を使ったことに対する周りの反応をご紹介します。

隠れ育休を取得したことへの周りの反応

正直、人事や上司に年休を使うことを伝えるのはストレスがかかりました。

「なんて言い返されるんだろう」「怒られたらどうしよう」と不安を抱えながら面談したことを今でも覚えています。

面談前の私
面談前の私

なんと言われようと権利を主張してやるぞ~

幸い、私の職場は男性の育休に前向きでしたので、あっさりと承認してもらえました。

ここでは、私が「隠れ育休を取る」と言ったときの周りの反応をご紹介します。

人事の反応
そっちのほうがお金もらえるし、いいんじゃない? なにより従業員の権利だからね。
上司の反応
年休余ってるなら良いと思う。
先輩の反応
え! 育休使うとボーナス減るの? 知らなかったなぁ。
友人の反応
うーん、俺だったら普通に育休取るよ。変なことして目立ちたくないし。
知人の反応
年休か。やっぱり男性が育休取るって認められないんだね。

ポジティブに捉えた人もいれば、ネガティブな反応もありました。

育休中に重宝した育児の便利グッズ

最後に、育休中に重宝した便利グッズをご紹介します。

ご飯の準備が楽になるミールキット

育児に専念するとおろそかになりがちな大人のご飯。私はオイシックスの宅配ミールキットを頼りにしていました。

kit Oisixなら食材と調味料が揃っているので、買い物にいく手間も省けます。

超お得なお試しセットもあるので、試したことがない方はお子さんが生まれた機会にぜひ始めてみてください!

参考>>>オイシックスのお試しセット

お互いに顔が見えるバウンサー

赤ちゃんをどこに置いておくかって難しいですよね。離れると泣いてしまうし、ずっと抱っこしているわけにもいかないし。

そんなときはバウンサーが役に立ちました!

ごはんを食べるときや、料理するときにも親の顔が見えるから赤ちゃんも安心してくれますよ。

起きる回数が減ったスワドルアップ

生後1ヶ月やそこらじゃ夜はずっと寝てくれないもの。

寝ているときに手足がビクッ! となって起きてしまうことが多かったので、スワドルアップを購入しました。

これを着させてからは起きる回数が2割くらい減った気がします。

妻とのリラックスタイムにカフェベース

育休中は妻と過ごす時間も長くなります。

育児も大事だけど、一緒に休憩する時間も大事。

カフェインを控えている奥さんにはカフェインレスのカフェベースがおすすめ!

BOSSのカフェベースはあまったるくて妻に不評でしたが、こちらのカフェベースは甘さ控えめで美味しく飲めましたよ。

乾燥を防ぐ加湿空気清浄機

娘がずっと咳をしていたので、シャープの加湿空気清浄機を購入しました。

昔は「汚いほうが耐性がついて良い」なんて根拠もなく思っていましたが、咳をして苦しそうな娘を見て買うことを決めました。

こちらの商品はエントリーモデルのようで、必要最低限のシンプルな機能があれば十分だった我が家にぴったりでした。

まとめ 年休が余ってるなら隠れ育休がお得!

というわけで、育児休業があるにもかかわらず年休20日を使った3つの理由をご紹介しました。

  • 収入を減らしたくなかった
  • 年休が余っていた
  • 申請が億劫だった

収入を減らしたくなかったのが一番の動機ですね。

育休を促進するためには、もっと取りやすい環境と、損しない制度づくりが必要だと思います。

個人的には1ヶ月じゃ短かったので、もし可能であれば年休ではなく育休を取得してもっと育児に参加できたら良かったなと感じました。

みなさんも育休制度や就業規則を調べて、損しない育休を楽しんでくださいね!

以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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